2年生のみなさんへ Vol.15 ~理科通信3~

木々が葉を広げ、黄緑色から少しずつ色を濃くしています。昨日の雨で、今日の新緑は一段と鮮やかに見えます。
今日の星空は、前回紹介した金星が、まだ、西の空に一際(ひときわ)明るく輝いています。月は、月齢18.0で居待ち月(いまちづき)というそうです。「居」は座るの意味で、立って待つには長すぎるので座って月の出を待つ月という意味だそうです。形は満月より西側が欠けている状態で左半分の半月(下弦の月)に近付いています。今日(5月11日)の月の出は、23時03分です。20時30分頃に外に出ると、月明かりが無い分、前回よりも星々が数多く見えるはずです。前回のしし座、双子座に加えて、乙女座、うしかい座なども確認してみてください。乙女座ではスピカ、うしかい座ではアークトゥルスが明るく輝いています。
さて、今日は、2年生理科の最初の単元「化学変化と原子・分子」の化学変化について、身近な例から話をしたいと思います。みなさんは、ホットケーキを作ったことはありますか?材料は、小麦粉・卵・牛乳・砂糖、そして「ふくらし粉」です。このふくらし粉の主成分は炭酸水素ナトリウムという物質です。一般名では重曹ともいいます。下に示したのは、ふくらし粉を入れたものと、ふくらし粉を入れなかったものをビーカーに入れて加熱したときの様子です。(市販のホットケーキの粉には、すでにふくらし粉等が入っています。)

ふくらし粉を入れたホットケーキの断面には、空洞がたくさんあります。この空洞がホットケーキをふわふわにしています。ホットケーキを焼くと、表面にプクプクと気泡が発生してきます。熱が加わると、ふくらし粉の中の炭酸水素ナトリウムが熱分解という化学変化を起こして、二酸化炭素を発生させ、中に二酸化炭素の気泡を作るのです。したがって、ホットケーキを食べるときは、二酸化炭素も一緒に食べていることになります。生活の中で、化学変化を利用している例です。ぜひ、家でもホットケーキ作りにチャレンジし、発生する二酸化炭素の気泡を確認し、化学変化を実感してみてください。簡単な作り方を紹介しておきます。

ホットケーキの作り方