2年生のみなさんへ Vol.5 ~桜散る道をみて~

2年生の皆さん、休校中ですが充実した1日を送ることができているでしょうか?

学校からの帰り道、あまりにもきれいに桜が咲いていたので写真を撮ってしまいました。

 

実はこの写真はまったく同じ立ち位置から、見る方向だけを変えて撮ったものです。一枚目の写真と二枚目の写真を見て思うことは、きっと異なりますよね?咲いている桜を見る人もいれば、散った桜を見る人もいるかもしれません。

 

ところで、『徒然草』という古文の話の中にこんな一節があります。

   「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは。

     咲きぬべきほどの梢、散りしをれたる庭などこそ見どころ多けれ。」

この一節には次のような意味が込められています。

「花は満開のときを、月は満月のときだけを見ることがよいのでしょうか・・・

     今にも咲きそうな梢や、花が散ってしおれている庭などにこそ見るべき価値があるはずだ」

花や葉のついていない木々の風景も、もの寂しさや閑かさが伝わって、「美しく」見えるかもしれません。

 

ほんの少し、ものの見方を変えるだけで、世界の見え方は驚くほど変わります。休校期間中ですが捉え方次第で、皆さんの日常はもっと充実したものに変えられるはずです。いつもは読まない本を読んでみる、窓から見える景色のきれいな所を探してみる、家の外から聞こえてくる音や鳥の鳴き声に耳を澄ましてみる。たとえ家の中にいても、自分の感性を広げるチャンスはたくさんありますね。

休みの間に様々な角度で感性を磨いた皆さんと元気に学校で会えることを楽しみにしています。