2年生のみなさんへ Vol.3 ~数学小話~

みなさん、いかがお過ごしですか?課題の進み具合はどんなものでしょう。急に与えられた時間をどうやって使おうか迷っている人もいるのではないでしょうか。この時間をぜひとも有意義に使っていただきたいと思います。課題に取り組むことはもちろん大事ですが、何か新しいことに挑戦してみたり、自分の将来のことを深く考えてみたり、普段は中々出来ないことに時間を使ってみるのもいいかもしれませんね。

そんな私もこの土日はなるべく外出を控え、与えられた時間で気になっていた本を読むことにしました。「宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃」という本です。

2020年に入り、衝撃的なニュースが飛び込んできました。「ABC予想」が証明されたというニュースです。「ABC予想」というのは、数学における未解決問題の1つで、超難問と言われた問題です。それが、証明された!というのです。世界もビックリです。しかも、証明したのは京都大学教授の望月先生という方。なんと日本人なのです。

望月先生がこの問題を解決する際に利用したのが、「宇宙際タイヒミュラー理論(IUT理論)」というまったく新しい数学の考え方でした。先に紹介した本は、この理論についての本ですね。宇宙というのは、私たちが夜空を見上げて感じている宇宙とはまた違います。数学の1つの世界のことらしいです。1つの宇宙の中で問題を解決してきた現代数学とは違い、複数の宇宙を行ったり来たりして問題を解決していくのが、この「宇宙際タイヒミュラー理論」という理論らしいです。「~らしい」と言っているのには理由があり、この新しい理論、正直まったくわかりません!難解すぎて!この理論を0から作り上げたというのだから、まさに天才というべき人ですね。わからないなりにも新しい世界に触れることができたような気がして、とても充実した時間になりました。興味のある人はぜひとも調べてみるといい。

さて、君たちの知らないところで、数学の世界はまた一歩前進しました。何のために勉強してるんだろうと疑問に思うこともあるでしょう。だけど、今自分たちが一歩一歩積み重ねているその先に、とんでもなく深くて果てしない世界が広がっていると思うとわくわくしてこないかね?

さぁ、今日も一生懸命勉強しようじゃないか!! (2学年数学担当より)